2012年04月19日

面倒くさいが脳に効く

☆☆選「あ」心身に…☆☆

《面倒くさいが脳に効く》

脳には約1000億個の神経細胞があり、それが繋がり回路をつくります。

年を重ねると使われない回路は消えてしまいます。

脳の萎縮です。


加齢による脳の萎縮は避けられませんが、多様に使うことで衰えを食い止められます。

「気力がなくて、若い頃のようにできない。」

うちのお客様からよく聞く言葉です。

若い頃のように「走れない」という意味ではなく

若い頃のように「さっと取り掛かる気がしない」という意味です。

取り掛かれば出来てしまうことを気が乗らないと「しない」。


「あ〜、面倒くさいな」と思うからです。


脳はサボり癖がつきやすく、これからすることを過去のデータで分析して「これはたくさん脳を使うな〜」と判断すると「面倒くさいな」「やりたくないな」となるのです。


この「ちょっと面倒くさい」ことに使っても脳は疲れ切ったりしないどころか活性化します。

家事や日常的な「面倒くさい」をすることは脳のアンチエイジングです。

他に「はじめて」「楽しい」「つらい過去にしばられない」も脳に効きます。


脳か学者、荒木健一郎さんはこんなことを雑誌に書いてました。

「新幹線のグリーン席で、切符の手配や確認、車内販売の飲み物注文まですべて秘書任せ。シートにふんぞり返っている男性。きっと家でも縦の物を横にもしないでしょう。高い地位にある人かもしれませんが、おそらく仕事を辞めた途端に脳は老化まっしぐらです。」


年を取れば出来ないことや控えたほうがいいことも沢山ありますからすべてではありませんが、、


「やれば出来ること」を「しない」ことで「出来なくなる」のです。


達人も凡人も脳の構造は同じです。


すこしずつ「面倒くさい」をしてみませんか?

「面倒くさい」が「楽しい」に変わるのは案外はやいものです。



Posted by ノア at 11:22│Comments(0)
 
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