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2009年10月21日

マリリンの癒し

『またマッサージ機、買っちゃったよ』

お客様方で
『マッサージ機と体験談』
というイベントが開けそうだなぁと、よく思う。


進化する高額なマッサージ機は私達からみても『素晴らしい』ものが多い。


「でもね」

とIさん。

「違うんだよ」

そうじゃろ〜そうじゃろ〜人力に適わないさぁと頷く私。


私「あと少し!とか首とかのデリケートなとこはむりですよね。骨にあたったり。」

実際、タコが出来たりアザが出来たりする人もいる。



Iさんの話は私の想像外だった。


Iさん「片言でもコミュニケーションできるマッサージ機ができたら来る回数も減るんだがなぁ。」


w(°0°)w


技術を駆使してるつもりの私達には一瞬、ガックリするような言葉だが、

はっ

とした。


話してストレス解消がメインの方も多いが、Iさんはマッサージ慣れていて、体さえ楽になれば…タイプ。
が、コミュニケーションも求めて来ているとは思いもよらなかった。


Iさん「ある程度でも機械が会話できたら少し癒される。機械にはアミトみたいなコミュニケーションがないんだ。」



人と人が触れ合う癒し。

人の手をあてて『手あて』。


わかっているはずのことを忘れかけていた。


技術を求められているとばかり技術に逃げていなかったか?最近。


『コミュニケーションがなければ機械と大差ない』



その後、実際、どんなマッサージ機が理想かと談義。

峰不二子が「おかえりなさい。あ・な・た。」

とか

マッサージ機がマリリンモンローの人型だったり…

(・・?)



業界内で話をするとマッサージ機に足りないものは材質や骨、血管、神経をみわけるセンサーだとなる。


外部から見れば「なんで、改善しないんだろ?」と皆がわかることが、うちわでは気付かないことが確かに多い。


コミュニケーション



頑張りますp(^^)q  

Posted by ノア at 09:45Comments(4)

2009年10月16日

MULTI CULTI〜マルティカルティ

府内町1丁目1番11号というゾロ目の番地

『MULTI CULTI〜マルティカルティ』

のオープニングイベント(10月9〜11日)に行ってきた。


3つの機能を持つこの店、

・映像・音楽制作スペース(独自に制作するだけでなく、新たに映像や音楽制作をしたい人への機材のレンタルやレクチャー、制作支援)

・カフェバー(世界の缶詰めとビールをメインに気楽に利用できる。店のオリジナルコイン『マルティン』を使うことで常に1割引きが可能)

・ホール(約20坪の多目的ホール。音響機材が特に充実。絵画などの作品展示スペースやDJ、バンド、演劇…各種イベントに対応)


大分では新しいスタイルだ。

私が行ったのは11日の初ライブイベント。

18時…ライブまで1時間あるのでまずはビール!
現金もOKだが1割お得なので1000円札を両替機にいれマルティン(11枚)と交換する。



生ビールはバドワイザーとハイネケン。

他は世界のビンビールをメインにハードリカーやカクテル、ソフトドリンク、焼酎等々。

つまみは缶詰めを棚から自由に選んでレジで購入。
そのままでもよいが、レンジであたためてもらえる。
私は唯一、調理してくれるスパムを選択。
なかなか美味しい(^^)

缶詰めの棚は小さい頃に見ていた『大草原の小さな家』のオルソンさんの雑貨店を思わせる。
色とりどりの缶がアートっぽい。


そしてライブ。

ホールの中は表現しにくいが、非常に生々しくくっきりした良い音質で聞える。

最初は大分に根付く『バオバブ』
民族的であり、ポップであり、ボサノバかと思えばケルティックのような…楽器も様々なものを駆使して独特な世界を表現するトリオ。
各人が数楽器を駆使するので目を閉じていると10人編成のバンドに感じるほど見事だ。

そしてメインはカラフト・アイヌの伝統弦楽器『トンコリ』の奏者OKIさんである。
アイヌの伝統を軸にアイヌの血や風や海や、神、自然を表現する希有なミュージシャンであり、国内外で活動されている。
1人、舞台に立ち、聴く人を遠い地へ誘っていく。

ハプニングで出来たばかりのステージが踏み込むたびに軋む。
それを少し笑い惑いながら、舟歌では小さな舟の軋む効果音に取り込んでしまった。

素晴らしい!

ちなみに、この『MULTI CULTI(マルチカルチャーをアイヌ語っぽくした単語)』の名付け親である。


大分中心部、寂れてきた府内町に何か違う風が吹き出した。

そんな夜だった。



ちなみに10月26日(月)はホールに座布団をしいて『落語』をするそうだ。

様々な年代の様々な人々が気軽にカルチャーに触れていく。

世界の缶詰めも世界のビールからも大分にはない風土を感じることが出来る。


楽しみな店である。

(3階なので、階段注意)


MULTI CULTI 〜マルティカルティ

大分市府内町1丁目1番11号アテネビル3階

097-544-6377

12時〜15時、17時〜27時
イベントにより変更


行くときは声をかけていただけたら私もご一緒…するかも…(^.^)


  

Posted by ノア at 15:31Comments(4)

2009年10月03日

万物の行方

アミト久々の、H君。
バリバリのホスト様。

昨夜は誕生日で高価なシャンパンがバンバン一気飲みされたらしい。

『おめでとう』


は心から。


が、今日のテーマは『めでたい』ではない。


一気飲みされたシャンパンが…

酒好きな私には痛わしい
(T_T)/~


同じ時に生まれ、ボトルで日本に渡り…

一気飲みされて数秒後にはトイレに流されるボトル


一杯売りでバーで『香、味、…時間を置いた魅力』
まで、語り尽くされるボトルのなかの一杯。


人間も…こうなのだろうか?

  

Posted by ノア at 00:24Comments(2)

2009年10月01日

未亡人

『未亡人』

何故か魅惑的な響きの単語。


この仕事も10年を越えたので、いろんな人の人生も垣間見る。


仲良く夫婦でいらしていた方のうち、数人が未亡人となられた。


私見なので、気を悪くしないでいただきたい。


未亡人は最初は見る側も辛くなるほど痛ましく

「どうやって、生きたらいいの?」

と嘆く。


しかし


数年たつと、多くの未亡人は、ご主人が健在の頃より若々しく、輝く。


逆に、妻に先立たれた男性は老け込んで、何十年たとうと、妻の思い出話がつきない(新しく恋愛しても、彼女に妻の自慢話をするほど…)。



今日のお客様は、13年来、私がマッサージしてきた方。

その方が、初めてご主人の話をしてくださった。


「34年前に亡くなったの。
私は80になったけど、生きがいなんてないわ。
毎日、毎日、34年間も仏壇に向かって
『今日こそは迎えにきてね』
と言うんだけれど、いまだに来てくれないのよ。」

彼女は夫と過ごした時間より、長い未亡人期間を味わっている。


「ほんとに、毎朝、迎えにきてねって言うの。
相手は返事もしないのにね。」


そんな彼女は80には決して見えない、スリムでお洒落(40代程度の服を着こなす)で仕事もバリバリこなすスーパーお婆ちゃん。



「どんな年寄りもね、1日でも長く生きたいと思うのよ。」

看護師の知り合いが言っていた。


スーパーお婆ちゃんは…


彼女もやはり生きたいから、マッサージしてメンテナンスするのじゃないかなぁ。


それでも、34年も前に亡くなった旦那の話をするときの可愛らしい雰囲気は忘れがたいもの。

彼女は100歳でも『恋する乙女』なんだろなぁ。


  

Posted by ノア at 23:45Comments(2)