2011年09月15日

大切な命の慰霊祭

平成23年9月13日

大分県動物管理所で動物慰霊祭が行われました。


平成22年、ここで殺処分された犬・1086匹、猫・2468匹。

猫は捕獲しないので誰かの手で保健所に持ち込まれたもの。

犬は迷子になり捕獲され、飼主のお迎えを待ったけど来なかったか、飼主の手で持ち込まれた子が殆ど。

成犬の多くは首輪をつけています。

この子たちは、飼い主を恨むでなく…

ある日、突然、檻に入れられ、恐怖に怯え、ひたすらご主人様がくるのを待って待って…

その瞬間を迎えた子達。


動物管理所の人を酷い人と勘違いしてる人もいますが、この子達の死の瞬間まで案じ、悲しみ、生の希望を願い動く人達です。


大分県動物管理所では毎月「子犬の譲渡会」をしています。

動物管理所に収容されている犬は、動物管理所のホームページでも確認できますが、譲渡会を手伝うボランティア団体「しあわせなしっぽ http://happytails08.blog4.fc2.com/ 」のブログを見るとわかりやすいです。

※他に、大分県北部でボランティアをしているホームピーナツ http://peanuts119.blog33.fc2.com/ 他、いくつかのブログも御覧ください。


子犬だけでなく、譲渡会に出ないけれど新しい飼主を待つ成犬や子猫も紹介しています。


これだけ見ていると、殆どの犬は新飼主に譲渡されると思われがちですが、

動物管理所のホームページに最初に出てから10日もたつ頃、、
「お家がみつかりました」に載ることなく
「お迎えを待つ画面」から消える多くの犬の写真を…何匹も覚えています。

猫にいたっては画面にもでることなく…


どうか、人の都合で悲しい思いをする子達がいなくなりますように。



つねに、死への1本道しかない犬や猫が飼主を待っています。

どうぞ、問い合わせ、会いに行ってあげてください。





リンも、そこにいました。


暗いコンクリの建物、鉄の扉、水浸しの床、太い鉄柵。

姿が見えない隣の子が悲しく叫ぶ声。

今は、おとなしいリンが

その時は、見知らぬ私に飛び付いて抱いてくれと声を上げました。

両耳に赤いリボン。首輪はなく、傷つき、汚れ、目がギョロリとして…



私の前に会いに来た2組は、リンを連れては行かなかったけれど、

きっと、今頃は運命の子を可愛がっていることでしょう。


リンが来て数日後、母を連れてペットショップに行きました。

シーズーの赤ちゃんを見たかったのです。

モコモコ、コロンな可愛い赤ちゃんシーズーがガラスに鼻をつけてきます。


見たかったねぇ、リンの赤ちゃんの頃、、


母が確信したように言いました。

「リン、もっと、ずっと、、
可愛かったと思うわ(^^)」



Posted by ノア at 21:26│Comments(4)
この記事へのコメント
少し前に保健所の方が小学校に行き話をしてるのをテレビで見ました。その方曰く最後のボタンを押すのに吼えてくれたりしたらボタンが押しやすいのに最後まで人間を信じて可愛い目で見つめている、ボタンを押すのが辛い。人間の愚かさを知りました。悔しいですね。
Posted by MILKHALLMILKHALL at 2011年09月16日 01:58
MILKHALL様(^^)私が通った2日間。職員のかた達はつねに、無責任な人間に怒っていました。どの子の心配もしてました。どんなに数が多くても管理所にきた経緯や様子をきちんと把握しています。そして、誰にでも譲渡するのでなく、2度と悲しい思いをさせないために里親とよく話し、場合によってはよりよい里親を探すことまでします。
ボタンを押すのがどんなにつらいか、、、
Posted by アミトの『あ』 at 2011年09月16日 09:37
k言葉が見つからない~
Posted by 鴻野 由紀子 at 2011年09月16日 12:33
鴻野さん(^^)言葉になりませんね
Posted by アミトの『あ』 at 2011年09月16日 13:06
 
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