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2010年02月12日

2人を繋ぐメディア

まだ施術回数の少ないお客様から度々、

「触ってわかるんですか?」

と聞かれる。


私達は驚いてしまうと同時に、お客様の目線に立つことを再認識する。


答えは

「はい」

それ以外に有り得ない。
ただ、全てがわかるとか、間違いなくというほどではない。

でも、触ってわからないものに手技を施すことはできない。


人の体は皆、違う。

体は人体解剖図のままではないし、様子も皆、違う。

だから、肩の骨から何センチ内側を押すとかいう感じで施術できない。


触って、皮膚や骨や血管や筋やコリや冷えや緊張や弛緩、違和感を感じながら、施術する。


それでなければ、他人の体に圧をかけることは非常に危険なことだと常に思う。


「触ってわかる」

のは、時には体調や心の状態であることも多い。


私達の手は相手と繋がる

『メディア』



特に、相性が良かったり回数を重ねた人から手が伝えてくれる情報は多くなる。

受ける相手も手を通して私の体調や心理状態を感じ取る事は珍しくない。



相手の体と私の手が勝手に会話をしているとよく思う。

お客様の言葉より体は雄弁なことが多い。

手で深いところまで読み取ろうとすると、自分の体と一体化して感じる時もある。


時折、深く繋がると、困った同調もおこる。

異常に眠くなってしまう。

でも、そんな時


お客様は必ず安らいで寝息を立てている。

  

Posted by ノア at 18:29Comments(3)