リンとジャンボタニシ(スクミリンゴ貝)
早朝、田んぼ付近を散歩中…
突然、リンの体が崩れるように横に倒れた。
( ̄□ ̄;)!!
?流行の犬熱中症?…日陰で??
リンの体に手を添えると、ゆっくり起き上がり…
また、パタンと倒れる。
しかし…ハァハァも、よだれも、キツそうな風もない。
『おかしい…(・・;)』
リンの倒れたアスファルトには潰れて乾いた赤い木の実が一面にあった。
もしかして…マタタビみたいな?
道路脇に並ぶ木々は実をつけてないが地面には椿の実に似た実が沢山ある。
持って帰って調べようと拾おうとして…
あれ?
これって…( ̄□ ̄;)!!
思い出せば…
一昨日。
気付いた田んぼの中の巨大な巻貝…
昔はいなかった巻貝に何やら胸騒ぎを覚えた…
ジャンボタニシ(スクミリンゴ貝)。
タニシと言っても、タニシ科ではない。
昔ながらの蜆やタニシが田んぼの掃除をするのに対し、5センチ以上の大きく雑食なジャンボタニシは外来種。
南米から1980年代に食用として輸入され養殖場も作ったが、カタツムリのような容貌と、加熱不全だと宿す寄生虫が人を死に至らせるジャンボタニシは食欲をそそらなかった。
ザリガニやカエルや同様、飽食の日本では流行らず、放置された後、逃げ出して大繁殖した。
生命力旺盛、冬も土中で越冬し、苔や雑草のみならず稲も食べる。
タマゴは稲や壁など乾いた場所に生み付ける。
すっぽん、鯉、カモはジャンボタニシを食べるが、普通に田んぼに生息していないため、敵なし。
結果、例えばタニシの餌である藻や苔まで食べ、タニシが育たずタニシを食べるホタルも育たない。
リンは…食べたいわけじゃなかった。
匂いも舐めもしなかった。
体をすりつけもしなかった。
う〜ん…
私には感じなかったけれど、
アスファルトに近いリンには強力な臭気だったのかな?
とりあえず、リンは元気です(^^)。