タテタカコ♪LIVE♪湯布院

ノア

2011年04月11日 19:34

2011年4月8〜9日

カフェバー・CREEKS.とGALLERY BLUE BALLENの提案する湯布院の過ごし方
ライブ企画『音楽時間』
の幕を開けるため、タテタカコが湯布院に来ました。

タテタカコは2年程前に見たライブ映像が強印象で、聴きたかったライブ。

JRで由布院に向かう途中、山桜が、この時期にだけ名乗りを上げるように、山のあちこちで居場所を誇示して咲いていました。




7時開演

タテタカコがピアノに触れると客は皆、すぃーと引き寄せられるように見入ります。

「静かにしなくていいよ。おしゃべりしながら、飲みながら、、トイレは右だよ」

なんてMCも時折、即曲にして笑いの風を吹き掛ける。
確実な技巧のピアノに乗るタテタカコの歌は、、


ふとすると容姿のせいかエンヤを思わせる。

けれどタテタカコの口を突いて出る歌は、

賛美歌でなく、応援歌でも主張でもない。

タテタカコの複雑で不安定で不器用ながらも誠実であろうとする魂を昇華しようと

あれやこれや模索しながら歌う

確実な安定した技巧の上に

この上なくもどかしく、魂を限りなく誠実に表現しようと揺れるタテタカコがいる。

〜あぁ…素晴らしいなぁ〜

私達も感動を表現するのに言葉が見つからなくて「素晴らしい」としか言えない。

間違いでないんだけど、ぴったりくる言葉でないのは、もどかしい…。

ライブが終わって、タテタカコさんと少しお話しをしました。

すごく丁寧に大切に声を発すること、
手のやわらかく暖かいことに驚きました。


共演のカッコ渋い『CINEMA dub MONKS』がタテタカコを「妖怪」と評していましたが、、

確かに

「このピアノ、なんと桜でできてるんですって」

と、生きもののように優しく愛しそうにピアノを抱こうとした姿は、何か自然界の精霊のように見えました。


こんな音楽があるんだなぁ。

天界の音のようでありながら
人間の魂が歌う


素晴らしい。


いつもはライブのあとにCDを買う私が、今回は買わいませんでした。

彼女の姿、彼女の空気、彼女の空間、、

今日のそれを感じた直後には、レコーディングした時のタテタカコはまた違うのではないかと、、

日々、うつろうようなタテタカコの『今』に

まだ、浸っていたかったのです。


また、必ず湯布院に来るそうで、楽しみです。

(^^)


☆湯布院「音楽時間」☆
4月半ばからコトリンゴ、Nabowa、大橋トリオ、比屋定篤子、Port of Notes…と、続きます



CREEKS.(0977-84-3838)
http://creeks.jp/


GALLERY BLUE BALLEN(0977-84-4968)
http://www.blueballen.com/