ただ巧みなるは心を打たず

ノア

2011年01月07日 18:43

えがく絵の

ただ美しく書く文字の

ただ巧みなるは心を打たず

〜小石栄〜



大分の有名な写真家、故・栄さんの言葉です。

大成した写真家として、続く人達の育成に、写真展の審査員で全国をまわるのですが、、
日々、200と見る写真の多くに落胆したそうです。

技術を駆使した作品からは、声が聞こえてこない。

表現したい心が無い写真を見るのはある意味、苦痛でさえある…と。


「上手に撮りたい」

そんな声はうんざり…だそうです。

「コレを上手に撮りたい」
で、重要なのは「上手に」でなく「コレを」でもなく

「なぜ、なんのために」

という、内の声なのです。

表現したいことありき、

で、最大に自分が目指す表現に近付けるため、必要な技術を修得する。


それは、写真に限らず多くのことに通じる真理。


必要なのは「自身の心」なんですねぇ(^^)。