新しいオモチャ

ノア

2010年11月18日 14:41

お客様は悲しそうな顔をされました。

まだ小学生のお孫さんが

「バァバはバカになっていく」

と、創作歌をフリ付きで歌うのだそうです。



お孫さんはテレビ番組で脳細胞が1年に10万個死んでいくというのを見てから毎日のように
「昨日よりバカなくせに〜」と、何かにつけて歌うそうです。


もちろん、深い意味でなく「バカ」という単語が笑いに繋がるという程度の気持ちでしょうが、、、

可愛い孫の無邪気さを笑ってばかりはいれません。



脳に関してはまだまだ未確定だらけだというのに…。


ある本に、少しだけ救われそうな事が書いてありました。

『確かに老化により、脳細胞が縮むかもしれないけれど。
脳細胞は必ずしも着々と死んでいくわけではない。』

ということは、縮んだ脳細胞を再活性できるかもしれない?


例えば、ある研究では
老齢のネズミに新しい玩具を与えると
脳が急速に活発に働き、脳への血流が増加するのだそうです。

けれど、その玩具に飽きて退屈してくると、脳がへの血流も活性も、元に戻ってしまいます。


人間の例では、テレビでスポーツ中継を見て興奮したり、
クイズ番組で記憶を探しまわっても脳の刺激にはならないそうです。

ジョギングも、刺激にならないって驚きました。


んじゃいったい、どうすれば???


似たようなことなのに
クロスワードパズルをしたり、
よく歩いたりすると、
脳を若々しく、いきいきと保てるそうです。

不思議ですねぇ。

クロスワードは記憶を探るだけでは解けない、組み合わせや字数など、多くのことを要するからでしょうか。

歩いたり=ウォーキングとされていないのも、
ジョギングやウォーキングは行為そのものが目的なのに対し、

歩くには目的地、目的事、視覚聴覚嗅覚触角、
そして、歩くことが主ではないから脳はさまざまなことを考えるかもしれません。

ジョギングやウォーキングでも、決まりきったコースなら刺激ないでしょうが、、

あっち行ってみようかな?みたいなワクワク感や
遠足気分の景色の刺激なんかを重視すれば脳に効果的なんだと思います。



若さの秘訣は退屈しないこと。


そのために、クロスワードをしたり歩いたり…
それも、老化防止と課題にするのでなく、楽しむこと。

足が悪い方は、庭に出て3歩でも良いのではないですか?


今なら秋の香や虫の声
フサフサに変わった隣のワンちゃんの毛に
見かけない渡り鳥
夜には澄んだ明るい月


1歩でも、歩をすすめると景色は変わります。


そして、飽きたら次々に興味わく新鮮なオモチャを見付け、遊ぶこと。

オモチャ=遊ぶといっても

遊ぶこととは、人形遊びから書道など、なんでも楽しく興味深く、その遊びの中に浮遊すること。

オモチャとは、目新しい物や人でしょうね。


退屈しないことって…
確かにお客様方を見ていて

心身に大切なことだと感じます。