選択…意見を聞かせて…

ノア

2010年03月04日 01:12

ライフスタイル&スタイルの格好よさが人気!
女性タレントのトークショーに行った。


博多まで女3人。


早起きしてバスで向かった。


トークショーは指定席なし。

早い者勝ち。

会場には予想よりはるかに多い人だかりができていた。


人数制限がなかったため、席取りは至難だが、同行のYさんは慣れている&顔がきくため

なんとか、特に私に気を遣って3席確保してくれた。


Y&Nさんの間に座り、私はワクワクしていた。


開演間近。


何気なく振り向くと、可愛らしい赤ちゃんの目が私を見て笑った。

赤ちゃんを抱っこしているのは、あまり若くない小柄なママだった。


赤ちゃんが動くので何度も姿勢をかえる…

トークショーは45分間。






私は…カバンを持って立ち上がった。


Yさん「どしたの?」

私「赤ちゃん連れの人が立ち見なんです」

Yさん「席を譲るの?」

私「はい」

Yさん「まぁ、優しいこと」


その時、司会者がステージに現れた。

皆が着席をはじめたので

私は急いで赤ちゃんのママに話し掛けようと…

して



見ると、たくさんのママが赤ちゃんを抱っこして立っていた。




私が譲る席の両脇にはYさんとNさん。

彼女達にもママ&赤ちゃんに譲れとは言えない。

彼女達は席をとるために早くから計画していて、疲れている。


ママ&赤ちゃんも、座りたいなら計画すればよいのだし、、、

若いから座らなくても平気かもしれない。

主催も、これほどママ&赤ちゃんが多いなら、席を配慮できたんではないか?

私が席を譲った親子に、他のママ&赤ちゃんが嫉妬しはしないか…?




私は…ひるんでしまった

(ρ_;)


Yさんに

私「…赤ちゃん連れの立ち見、いっぱいですね。」

と…

Yさん「そうよ。優しい気持ちは偉いけど…座っとき。いっぱいいるから、ひとりを助けても何にもならんよ。」


Yさんは優しい人だ。

迷いながらも決めなければならないことがある…というふうに

「ひとりだけを助けても何にもならんよ。」


と、惑うような感じで、でも…

おそらく、私のために繰り返した。


結局、私は座った。


実に実に居心地わるい気持ちの晴れないまま。


トークショーは面白かった。

でも

私の心に深く刻まれたのは…


ママ&赤ちゃんの姿だった。


どうすれば良かったか…


いつか、わかるだろうか。