選択…意見を聞かせて…
ライフスタイル&スタイルの格好よさが人気!
女性タレントのトークショーに行った。
博多まで女3人。
早起きしてバスで向かった。
トークショーは指定席なし。
早い者勝ち。
会場には予想よりはるかに多い人だかりができていた。
人数制限がなかったため、席取りは至難だが、同行のYさんは慣れている&顔がきくため
なんとか、特に私に気を遣って3席確保してくれた。
Y&Nさんの間に座り、私はワクワクしていた。
開演間近。
何気なく振り向くと、可愛らしい赤ちゃんの目が私を見て笑った。
赤ちゃんを抱っこしているのは、あまり若くない小柄なママだった。
赤ちゃんが動くので何度も姿勢をかえる…
トークショーは45分間。
…
…
私は…カバンを持って立ち上がった。
Yさん「どしたの?」
私「赤ちゃん連れの人が立ち見なんです」
Yさん「席を譲るの?」
私「はい」
Yさん「まぁ、優しいこと」
その時、司会者がステージに現れた。
皆が着席をはじめたので
私は急いで赤ちゃんのママに話し掛けようと…
して
…
見ると、たくさんのママが赤ちゃんを抱っこして立っていた。
…
私が譲る席の両脇にはYさんとNさん。
彼女達にもママ&赤ちゃんに譲れとは言えない。
彼女達は席をとるために早くから計画していて、疲れている。
ママ&赤ちゃんも、座りたいなら計画すればよいのだし、、、
若いから座らなくても平気かもしれない。
主催も、これほどママ&赤ちゃんが多いなら、席を配慮できたんではないか?
私が席を譲った親子に、他のママ&赤ちゃんが嫉妬しはしないか…?
…
私は…ひるんでしまった
(ρ_;)
Yさんに
私「…赤ちゃん連れの立ち見、いっぱいですね。」
と…
Yさん「そうよ。優しい気持ちは偉いけど…座っとき。いっぱいいるから、ひとりを助けても何にもならんよ。」
Yさんは優しい人だ。
迷いながらも決めなければならないことがある…というふうに
「ひとりだけを助けても何にもならんよ。」
と、惑うような感じで、でも…
おそらく、私のために繰り返した。
結局、私は座った。
実に実に居心地わるい気持ちの晴れないまま。
トークショーは面白かった。
でも
私の心に深く刻まれたのは…
ママ&赤ちゃんの姿だった。
どうすれば良かったか…
いつか、わかるだろうか。