猛暑、冷房注意
日本の夏は、どんどん暑く不快になっています。
エアコン無しでは過ごしにくい日々…。
しかし、体を冷やし続けることは体の機能や神経に、よくありません。
冷房がよくないのは、局所を冷やしすぎること。
体温は冷所でも自律神経により一定に保たれていますが、皮膚温は外的条件により上下します。
そして、神経は皮膚の温度変化に敏感に反応する性質があります。
運動神経が伝わる速度は、通常1秒間に50〜60メートル。
それが、皮膚温が下がるとスピードが急激に落ちます。
1時的なものですから、冷房を消したり、外に出たりして皮膚温を戻せば治りますが、長時間、下がったままだと圧迫されたときと同じ状態になります。
冷房の効きすぎる部屋に長くいると、触感が鈍ったり手足がしびれる人がいますが、それはこのような理由によるもの。
特に、部屋の中で動かない場合はエネルギーの産出が少ないので更に冷えます。
タクシー運転手や店舗勤務で強めの冷房の中にいる人は夏でも長袖を着て、お客様に快適な空間を用意しています。
しかし、洋服から出ている部分が顔面神経麻痺になったり手首がしびれるという神経障害を引き起こすこともあります。
ミニスカートやタンクトップも要注意。
長時間、冷えた場所に行く場合は布、1枚でも羽織るものを持参する習慣をつけましょう。