白い歯とヨダレの関係
赤ちゃんの歯が白いのは若い象牙質の色と、天然のデンタルリンス「唾液」によるものらしい。
常に口からよだれを垂らすほど唾液量が多い赤ちゃんは、虫歯になることがほとんどなく、口臭も少ない。
唾液には洗浄効果、免疫効果があり、エナメル質を構成するミネラル成分を保護修復する再石化作用まで持つ。
赤ちゃんの歯は食器同様、マメに洗われているわけである。
加齢とともに唾液の分泌が減るので水を含むなどして潤いを与えるのが大事だ。
歯のくすみの原因には象牙質の黄ばみの他に「ステイン」という着色汚れがある。
お茶(緑茶より茶色いお茶のほうがアクが強く着色しやすい)、 などはステインになりやすい。
豆から挽くコーヒーは粒子が細かいので歯より舌に吸収され、イメージより着色しない。
茶色いお茶よりステインになりやすいのは赤ワインなので、赤ワインを飲む前には水か唾液で口内を潤わせると良い。
お茶や赤ワインのステインの原因はタンニンである。
もちろん、最大の敵はタバコのヤニである。