彼女の好みはミートスパ
ホテルのカフェで昼食をとった。
2時少し前で貸切り状態だった。
優しそうなお兄ちゃんがメニューを差出しながら
「お久しぶりですね。」
と、笑った。
ん?
困ったなぁ〜人の顔、覚えないんだなぁ(接客業なのに)。
とりあえず、にっこりしてみた(^^)。
お兄ちゃんもニッコリした。
そして
メニューを開く私に言った。
「今日は、おひとりですか?いつものミートスパを?」
??あ??
人違いだぁ^ロ^;
「私に似た方がいらっしゃるんですか?」
お兄ちゃんは不思議そうな目をした。
「はい。いつも男性とふたりでみえて、ミートスパをご注文なさってました。」
どんな女性なんだろう?
なぜ来なくなったんだろう?
そんなに似てるんなら、素敵な女性だったらいいなぁ…。
「…それじゃ、ミートスパをお願いします。」
これから桜が足早に咲く。
私に似ている彼女、
幸せでありますように。